「KINERA Bd005E」イヤホンの断線修理と接触不良改善&水没、追加のレビュー


以前書いたキネラのレビューから時間がたちまして。使用しているうちに起こった不具合と対策やら感想をあらためてのレビューです。


MMCX着脱遊びでおこった接触不良を接点洗浄剤で解決


使用し始めてから5ヶ月位の頃だったか、左の音量が小さくなった。始めのうちは耳に入る角度が悪いのかなと思っていたが。どうやらそうではないらしい、試行錯誤を繰り返し症状を調べるとMMCXの接続が悪くなっているよう。MMCX部分をクルクル回すと角度によって音量が変化する。

原因は心当たりがあった。友達に見せる時に「ほらコレ外れるねん」とかやったり、単に面白かったりでMMCXを何度も着脱していた。そんなことを繰り返しているうちに左の聞こえが悪くなった。手の油あたりで油膜ができたのだろう。

手持ちにあった接点復活洗浄剤を使い解決。(ギター用)
シュッと吹きかけクルクル回す以上で解決。接点洗浄剤は結構出番がある、最近は聞こえが悪い時はとりあえずプラグとジャックに吹きかけてみてる。

「メタルコンタクト」


マイク部付近の断線を半田ごてで解決


保障期間が半年、保障が切れて二月位で断線させてしまった。心当たりはあった、寝ながら使って朝には背中の下って事が何度かあってダメージが蓄積したと予想。

一般的なイヤホンは曲げの力が加わる所が断線しやすい傾向、ジャックの付け根など今まで何度となく断線してきた。

音が途切れ途切れになり始めた段階でケーブルを曲げ伸ばしや圧縮したりして音の変化をチェック、断線箇所を特定、マイク&ボタン部の耳側の付け根で断線していた。

マイク部を開け断線箇所を切り落とし半田付けして修理完了。ケーブル内の導線は色分けされてて

 青が左の音の信号
 銅色がアース
 赤がマイクの信号    でした。

「不恰好だが機能は回復」


【修理風景を撮影してみました】

水没させちゃいました

不注意で右の筐体を水濡れさせて著しく音量が下がってしまった。よくよく調べてみると、イヤーパッドの内側に金属&樹脂の二種のフィルターが着いていて、そのうち樹脂のフィルターを留めているのりが水で溶け出し樹脂フィルタ全体を覆い蓋をしてしまっていた。
樹脂のフィルターを除去してとりあえず音量差は解消。今の所音の差は感じないのでこれでよしとする。



改めてレビュー


音質 ★★★★☆ 

スマホで使う分には不満点は無し、落ち着いたバランスで長時間使用でも疲れない。安いイヤホンでしばしば起こる、サ行の高音が刺さったり音割れだったりはない。
ただドンシャリや分解能を求める人向きではない

構造 ★★★★☆

マイク&ボタンは便利、再生一時停止がスマホをポケットから出さずにできるのは良い、
但しこの機構により断線耐性が落ちているのは残念。

ケーブル ★★★☆☆

三本線を束ねて透明樹脂で包んでるケーブルは取り回ししやすく見た目も良い。
LRの二股以降で強く曲がる部分では透明樹脂が割れやすい。もうちょいケーブル太くてもでもいいんじゃないかと思う。荒っぽい扱いには不向き。



「樹脂破れの箇所」


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